改葬・・・4


北朝鮮墓参のドキュメンタリー番組の事である
黄色く変色した、埋葬者リストと埋葬場所の地図が有った
埋葬者リストに1~4の数字が並ぶ
死亡者の年齢だった

満州国・国務院・国道局の役人だった父は
戦後処理で、現地に残された
母は三才と一才半の二人の姉を連れ日本へ向け歩き出す
母は妊娠していて、私は腹の中にいた
途中、下の姉は栄養失調と、チフスで死んだ
野原で火葬し、骨を拾い腹巻に収めた
母は、上の姉と、下の姉の遺骨、腹の中の私と共に帰国した
父はシベリアにも取られず、昭和22年10月に帰国した
私は生後半年の赤ん坊で父と会ったわけだ

あのリストを思うと、私たちは幸運だったかも知れない
父も母も亡くなり
あの戦争の事は、何も語らずに逝ってしまったが
今は、下の姉と父母は天国で一緒だろう

歴史の一部としての人々の運命
個々の家族が巻き込まれた運命
まだまだ、それは終わらない

海外に埋まったままのご遺骨
帰って来てもらいたい
でも、あの多くの犠牲に見合う
立派な国、日本になったのだろうか・・・

船長

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