お客様の声(風の日誌)

散骨式などのエピソードを読める「風の日誌」を過去のものから全てを掲載しています。過去のものは右の目次からどうぞ。

2002年7月

2002/07/24 第三回真夏の水の上のコンサートの報告
2002/07/15 あるイギリス人の死とイタリアンな食事
2002/07/12 「模擬散骨」参加者募集
2002/07/08 JAZZの生演奏でおくる散骨

2002年7月24日

第三回真夏の水の上のコンサートの報告

待ちに待った梅雨明けと重なった海の日、7月20日、これぞ夏という、お天気に恵まれ、第三回「真夏の水の上のコンサート」が開催された。

『真夏の夜のジャズ』というビデオに魅せられ、あこがれの『ニューポート・ジャズフェスティバル』に行ったのは、6年前の夏である。海に面した昔の要塞で開かれるこのフェスティバル、ビデオのように、涼しげにヨットで乗り付けたかった。

その夏、ニューヨークを出発し「赤毛のアン」の島プリンス・エドワード島までのクルージングをした帰り道、ジャズ・フェスティバルの日が迫っていることを知り、風にセールを乗せ、ニューポートに急いだが、最終日(8月13日)に辿り着いたのは、一つ手前の港ニュー・ベットフォードだった。それでも私たちは、タクシーをとばし、会場へ向かった。

暑い、熱い、広い芝生の気だるくラフなそしてニートなコンサートだった。
日本に帰り、浦賀のヴェラシスに船を置いてから、マリーナで、ヨットを背景にジャズのコンサートができたら、という思いが常にあった。そして、その夢は、ピアノを船に積むという途轍もないことを思いついて、実現に限りなく近づくことになった。

マリーナの理解を得、とにかく1回目は強引に始めてしまった。人を集め、クラシックとジャズ、そして最後は演歌までというプログラムではあったが、良いミュージシャンにも恵まれ、大好評の内にコンサートは終わった。そしてその日は、私(カウンセラー)の丁度○十歳の誕生日でもあった。

2回目には、ゴールデン街の『ブイ』の俊ちゃんのお陰で、キリンビールなど飲物を大量に寄付して頂、演奏も池田篤さん中心の本格的ジャズになり、参加者も増え、贅沢な特別編夜の部までつく、素晴らしい催しとなった。

そして今年、今までは交友関係中心の夏のお遊びであったが、散骨で出会えた方たちもお誘いし、楽しんでいただくことができた。海の上、太陽、潮風、バーベキュー、緑が背景のヨットハーバー、日陰、ジャズ、お酒、ともだち・・・・。

故人を通じての出会いが、生きている者を繋ぎ、生きていることを楽しむ。その時間は、忙しく、時にやりきれない日常の生活の励みとなり、糧になる。
夏、あつーい、暑い夏、だから大人も遊ぼう!

この企画が、電通とマリーナの協力でFMに流れるかも。そして、来年は、さらに素敵に楽しくなりそう。

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2002年7月15日

あるイギリス人の死とイタリアンな食事

日本に40年以上住んでいらしたイギリス紳士が亡くなった。5月13日、83歳だった。英陸軍退役少佐、アラビアのロレンスが活躍したシナイ半島「アカバ」に勤務していたらしい。

日本と東京を愛し「東京の側の海に撒いてくれ」と、病床で言い残していた。身寄りのない彼を、ベッドサイドで1年以上見守り、週に1度は泊まって看病していたK氏は、私たちの友人でもあり、前から、「もしものときはお願いします」と頼まれていた。

月命日の7月13日、彼の親しかった人が集まり、彼の写真と愛用していたパイプにビールが添えられ、小雨と強いうねりの海を走り「ひまわりの花」と共に、ご遺灰は海に還された。揺れる船の上でシャンパンが開けられ、彼に献杯。「Gさん、良かったですね、いいお友達がいて」私は、黙祷しながら、心の中でそう呟いていた。

K氏は、企業の一線で活躍していて常に忙しい。今回あらためて、氏の優しさと愛情の深さに触れた思いがした。ご遺灰の一部は、休暇で行くハワイの海に、そして残りはお墓も探して埋葬したいという。

マリーナに戻り、船でイタリアンによる会食が行われた。新宿にある人気のレストラン「タベルナ・ロッサーナ」に頼み、運んだものである。海の幸、山の幸を食べワインを飲みながら、思い出話は、いろいろな昔話にいたり、やがて彼の形見分けの品々が配られ、お開きとなった。

レストランでサービスして多めに作って下さったり、参加できなかった方がいたりで、お料理は半分以上残ってしまった。私たちは、思案にくれ、とりあえず、マリーナで馴染みのお掃除のおばさんにコンテナに入るだけ入れて、持ち帰ってもらった。それでもまだまだ残っている。

そこへ折り良く通り掛った日航のパイロットのY氏、彼が仲間を呼んで手伝ってくれることになった。思わぬパーティが始まり、若いカップルたちに囲まれ、前夜の寝不足も忘れ、新鮮なエネルギーを貰ったようだった。

パーティーの最中、ワインに酔った頭に、K氏に見せてもらったGさんの写真が蘇った。「居酒屋の提灯の脇に、ピーター・オトールに似た長身の紳士が立っていた。」

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2002年7月12日

「模擬散骨」参加者募集

『体験散骨』
「模擬散骨」参加者募集
     
7月23日(火曜日)
午前9時30分 横須賀市西浦賀 シティーマリーナ ヴェラシス集合
参加費 2000円(飲物・スナック付)
先着4名様(メールにて応募下さい。「お問い合わせ窓口」の「相談フォーム」をご利用ください)
天候によっては順延になります。
服装は「カジュアル」でお願いします。
「有限会社 風 」では、今月から毎月一回、体験散骨参加者を募集します。
参加応募時、参加希望理由を必ずご記入下さい。

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2002年7月8日

JAZZの生演奏でおくる散骨

台風5号の動きにはヤキモキしました。
7月6日(土曜日)台風は朝鮮半島にあり、日本海に進路を取ろうとしていました。日本海に入ると湘南海域は強い南風が吹きます。この一週間、天気予報に釘付けでしたが、前日金曜日に散骨実施を決めました。

故人は、私(船長)と同じ1947年生まれのJAZZが好きな方だったそうです。奥様からのリクエストで、彼が好きだったルイ・アームストロングの曲を吹けるトランペッターをということで、親交のあるジャズマンに下間哲氏(氏も1947年生まれ)を紹介してもらい準備を進めました。

参列者22名は大型観光バスで到着、定員の関係で11名が乗船し、残りの方々はマリーナで待って頂きました。

船は岩井海岸沖を目指しましたが、東京湾中央部は南からの強いウネリがありました。幸い散骨海域は南風のブランケットに入り、穏やかな海上で、トランペットの演奏が始まりました。「黒い瞳」がスローに静かにながれる中、遺族・友人の挨拶がつづき、「この素晴らしき世界」の中、散骨が進みます。参列者それぞれ音楽を聴きつつ、ゆっくり沈んでゆく、ご遺骨を見つめていました。「セントルイス・ブルース」で演奏が終わり、帰路に就きました。

操縦席のある上部甲板へ奥様と娘さんが上がってきて、故人の思い出を語ってくれました。「仕事一筋でした。」「アウト・ドアや、釣りが好きでした。」「JAZZが好きだった。」終戦直後のベビーブーム世代、自分(船長)の生きてきた時代をダブらせ感慨深いものがありました。

マリーナでは、出迎えの人々が岸壁で待っていました。再び控室に全員が集まり、散骨の報告をし、演奏を聴けなかった方のためにトランペットを吹いてもらいました。しばし演奏の余韻が残る中、皆さんを港近くの割烹に案内し、新鮮な魚料理などを楽しんでいただきました。

翌日(日曜日)も散骨の予約が入っていましたが中止。台風崩れの低気圧が日本海に入り、天気は良いものの風は強く、マリーナには「出港注意」の黄色い旗が千切れそうにはためいていました。

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