2017年9月｜お客様の声・風の声

お客様の声・風の声
2017年9月

2017/09/30　ＮＨＫと民放の取材
2017/09/13　新島（伊豆諸島）にご両親の散骨された方からのお手紙

2017年9月30日

ＮＨＫと民放の取材

最近、テレビに取り上げられた事を自慢し、宣伝に使っている会社があります。もちろん選ばれて取材されたのですから誇らしいでしょう。しかし、当社ではその取材をお断りいたしました。全国放送ですから、確かにいい宣伝になります。でも、大事なご家族のセレモニーはどうなるのでしょうか。結婚式のようなお目出度い場ならともかく、ご家族の悲しみの場を世間にさらすというのはどうなのでしょうか。勿論質の良い真面目な番組もあります。そして過去に取材されたときに協力してもいいと言って下さるご家族もごく少数ですがありました。でも、お笑いタレントがちゃかしたり、変なつっこみを入れる番組もありました。私たちは、できるだけご家族がプライベートにアットホームに亡くなられた方との最後のお別れをなさるのを、そっと見守りたいと思っております。

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2017年9月13日

新島（伊豆諸島）にご両親の散骨された方からのお手紙

ご一家は、赴任先の新島での生活がことのほか思い出深く散骨の場所に選ればれました。
お話を聞くと、映画「喜びも悲しみも幾年月」を彷彿と致しました。気象衛星などない今とは違い、簡素な観測機器で、神経を研ぎ澄まし空や、風や、海況を読み勤務する父親と、独身で島に赴任している若い観測員の母親代わりに立ち働く母上を見て育った兄妹の姿が、目に浮かびました。
一時、同僚だった作家「新田次郎」さんの事も伺いました。海や、自然を相手に仕事する私としては「観天望気」の極意を、お聞きしたかった。

この度は大変、お世話になりました。
心よりお礼申し上げます。皆様のご協力のおかげで、両親の希望が適えられて兄も私も大変うれしく思っています。
父が亡くなった年に、兄と一緒に新島へ下見に行きましたが諦めざるを得ませんでした。
昨年七月、井上秀一さまの自然葬のセミナーに参加した時、「風」さんを、ご紹介頂きました。
九月に散骨が予定されていましたが、台風で延期になり、昨年の秋はこれでもかというほど次々と台風が来た、台風シーズンが終了した時には冬になっていました。
お天気を正業にしていた父ですので、そのお天気にいたずらされて、きっと苦笑いしていることでしょうと思っていました。
やっと春になり希望の場所へ行って下さったということで、広い海のどこかではなく、緯度経度入りの報告書を拝見して、感謝いたしました。
私が小さい子供のころ、毎日眺めていた地内島の島影を心の墓標として両親の冥福を祈ることが出来ます。本当に有難うございました。

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