散骨請負約款


1. 散骨とは遺骨を細かく砕き、粉状にして海に還すことをいいます。

その実行は、葬送の祭祀の一環として、宗教的感情を害さないよう、相当の方法を節度をもって行われるものです。

2. 申込者は次のとおりとします。

(イ)本人の場合

申込本人のほか、本人と身分上もっとも近い関係で喪主になるであろうと予想される人および次の親族の同意書

a 第一順位:配偶者と子供代表(原則として全員が同意)
子供は申込時に成人であること

b 第2順位:配偶者と子供がいない場合……父母または兄弟姉妹

(ロ)本人が申し込みをしないで死去した場合

(イ)のa~bの順序により、申し込みを受けます。
添付書類として
■火葬証明書(=埋葬許可書)のコピー
■本人が散骨を希望する遺言があれば、そのコピー

3. 遺骨の粉末化は最大2ミリ以下を基準とします。

当社で行いますが、依頼者がなされても結構です。
遺骨は一部は従来の墓へ、一部を散骨でも結構です。

4. 散骨の時期

当社と依頼者が相談して決めます。
安全確保のため、設定した日時が天候状態により順延になることがあります。

5. 場所

公的な地上の場所が認められれば対象場所に含めるが、現状では関東近辺の海とします。
漁場、釣場、海上交通の要所は避け、陸地から約5海里以上は離れた場所を原則とします。
場所への到達手段は原則として船によります。

6. 式次第

開会の辞、散骨、黙祷、お別れの汽笛を標準とします。
宗教家の参加、弔鐘、施主または友人等によるお別れの言葉、出席者の献花、酒等の注入、音楽等については、当社と依頼者との間で協議して決めます。
気象、海象により、簡略化することもあります。

7. 料金

別に定めます。(料金の支払いは、3分の1を予約金として申込み時に、残金は散骨の実施後にお支払いください。万一、自己都合で解約の場合、予約金はキャンセル料に充当します。)

8. ご注意

当日、気象、海象の様子によって、実施できない場合もあります。又、式次第も簡略化して行う場合もあります。
船上での行動がしやすい様にカジュアルな服装でお願いします。パンプス、革靴等は滑りやすいので、スニーカー等でお願いします。
船酔い等、ご心配な方はあらかじめ、酔い止め薬をご準備ください。船酔いが激しい場合、一旦帰港します。
献花は花びらのみとします。