葬儀や散骨を巡る旅

変わってきた日本の葬儀事情や散骨の思い出も含め、連載で少しずつ紹介していきます。

葬儀いろいろ 3 / 新年おめでとうございます

新年だからこそ

新年おめでとうございます。今年もいい年になると良いですね。オリンピックもあるし、楽しいことは間違いないですね。

新しい年というのは、毎年訪れるけれど、毎回初めての年なのだと、強く感じるこの頃です。そして、QOL(クオリティ オブ ライフ)という事。1年の初め喜びに溢れている時こそ、「死」についても少しだけ考えてもいいのではないかしら。特に家族が大勢集まるときに、高齢者から、あまり深刻ではない程度に、笑い話のついでにでも、自分のエンディングについて語っておくことは大事です。延命治療についても、葬儀の規模や形態、僧侶や読経、宗教、戒名、お寺、お墓等々。みんなが知っていないと、その時になって必ず「私は聞いてない」という人が現れます。細かい事は、遺産も含め、書面にて残してください。

突然は誰にでもある

年末都内を走っていて、交差点で右折をしようとしていたら、突然後ろからぶつけられた。凄いショックである。幸い助手席の私は、頭が少し痛んだだけで済み、運転していた主人は、首をヘッドレストから横にずれて首が少しおかしいと言っている。相手は、軽自動車で若いまじめそうな女性であったが、私たちにとってこんな事故は初めてで、とてもショックだった。大事故ではないが、本当にいつ何が起こるか分からない。

温暖化で、気象の変化も激しく、地震も小さなものは頻繁である。北朝鮮、中国、ロシア、中東も先が読めない。今年こそは、エンディングノートを書いておこう。書いている人は、毎年見直して見よう。若い人は、将来の設計に「死」も計算に入れてみよう。「よく生きることは、よく死ぬことである。」

そして「メメントモリ(死を忘れるな)」という警句も欧米ではよく使われる。

(2020/01/02)