癌ステージⅣを5年生きて 22

散骨の風ディレクター KYOKO

肛門科の女医さん

私は今日、夫の付き添いで三河島にある荒川外科肛門医院に行った。夫は大腸癌を完治したものの1年に1度大腸検査をしている。そのための診察に行ったのだが、日頃からそこの女医さんへの賛辞が凄いので私も付いて行った。女性で肛門科医に成るなんて素晴らしいと思っていたし、素敵な人に会って見たかった。そんな人が是非必要だ。ここは祝日だけがお休みで土日も診察をしている。だが残念なことにその大高先生は休診日だった。

きっかけは東大病院から紹介され、以後の治療はそこでする事になったのだが、それは本当に幸運な事だった。家からはかなり遠いいが、行くだけの価値がある。担当の大高先生は、中年過ぎのベテラン医師で、話がざっくばらんで、とても相談し易いらしい。お尻や肛門、便の事は、誰でも話しにくい、異性の先生なら猶更だが、優しくにこやかに親身になって相談に乗ってくれるという。お陰で夫の慢性下痢も、良い薬を処方して頂き治っている。

大腸検査の勧め

受診も大腸検査も指名すれば女医さんがして下さるので、女性でも気兼ねが少ない。それも全身麻酔が選べるので楽である。私はいつも東大病院で受けていたが、どこの病院でも全身麻酔は珍しく、女医さんもいないに等しい。私は受けなければ成らない立場にあったから特に抵抗は無かったが、出来ればやりたくないものだ。

大腸がんは、早期に発見出来れば、殆どが治る。それなのに、女性のガンの死亡は大腸癌が一番多い。特に症状が出ない場合が多いので、皆発見が遅れるのだ。がん検診と言っても、女性で進んで大腸まで検査する人は少ないと思う。しかし今の時代、ストレスも多く、肉食女子も増えている。荒川外科肛門医院では、内科も消化器科も外科も胃腸科も消化器外科も診察している。胃のストレスでも何でも気軽に受診すれば、大腸検査も受けて見ようという気になるかも知れない。ここでは、大腸カメラと胃カメラとエコーをセットで出来る。良い先生に出会える事は、人生で本当に大事な事だ。因みに夫は25年位前に、ニューヨークで胃カメラの検査をした事があるが全身麻酔だった。私は、胃カメラが苦手で、いつも全身麻酔なら良いのにと思う。異論のあるお医者さんは居ると思うが、患者には楽だ。

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