お客様の声・風の声 2007年7月
2007/07/01 5月20日の合同散骨に参加されたMさんからのお手紙
2007年7月1日
5月20日の合同散骨に参加されたMさんからのお手紙
先日は、素晴らしい海洋葬を行っていただき、ありがとうございました。天候に恵まれ、本当に良い一日になりました。きっと近い将来、心温かい思い出になることと思います。
夫は、2年3ヶ月の間、肺がんで厳しい闘病生活をおくっていました。文字通り、壮絶な病気との闘いの毎日でした。特に、末期には呼吸困難で苦しんでいたので、土中に埋葬するのではなく、海に散骨することによって、やっと息苦しさから解放してあげることが出来たように思えます。
マイペースで、とてもおおらかな人でしたから、魚や鳥と一緒になって、自由に、広くて大きくて、そして、太陽の光いっぱいの明るい海に、のびのびとゆられながら過ごしているのではないかと思うと、何よりも気持ちが良さそうで、本当に良かったなぁと思います。自然に帰っていったんだなぁと・・・
闘病中、1度も泣き言や文句を言ったことのない主人が(ウソみたいでしょ)、最後に1度だけわがままを聞いてくれと言ったのが、「シャーベットが食べたい」(水が飲めなかったので)と「死んだら暖かい海に散骨してほしい」等ということでした。だから遺志をこのように満足というか素晴らしい形で叶えてあげることが出来て、私自身もやっとラクになれた気がします。
ずっと、後悔だけは残さないようにと看病してきたので、最後に良い形で一区切りつけることが出来て、本当に救われました。(お陰で前向きに、就活、始めようかと、準備しています!)
それにしても、自然の癒しのパワーはすごいですね。あまりにも大きすぎて、何もかなわないと、初めて人間の小ささを実感しました。一発です!!
それに北田さんをはじめ、風の皆様の親切で温かいお心遣いには、とても感謝しています。本当に良い1日になりました。心からお礼申し上げます。
神保町辺りの懐かしいお話や、私には全く未知の海の世界のお話はとても楽しく、特にクルージングのお話は楽しくてたくさん元気をもらえたので、勝手ですみませんが、これも何かのご縁かと思いますので、又、是非、聞かせてくださいね。お会い出来るのを楽しみにしています。
散骨は、とても神経をつかうお仕事だと思いますので、お体、どうぞ大切になさってくださいね。ますますのご活躍を楽しみにしています。 では・・・。
Mさんは、30代という若さで、旦那様を亡くされ、お母様と共に散骨にいらしたのだが、旦那様が亡くなるまでの介護の時間は、本当に大変だったことと思う。旦那様の病気と共に闘い、精一杯看病なさって、旦那様を見送られたので、何か諦観というか、全てをやり遂げた静かな明るさがあった。もともと前向きで頑張り屋さんなのだと思うし、旦那様の不在は、もちろん寂しく、悲しいのだと思うが、苦しみから解放された旦那様を看取ったことで、吹っ切れたり、乗り越えたり、という感じできっと強くなられたのだと感じた。就職も決まったそうで、無理をせず、ゆっくり頑張って欲しいと思う。
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