お客様の声・風の声 2012年6月
2012/06/11 5月12日に関空沖にて散骨をなさったYさんからのお手紙
2012年06月11日
5月12日に関空沖にて散骨をなさったYさんからのお手紙

拝啓
緑の美しい季節になりました。散骨の証明書、写真等確かに受け取らせていただきました。
その後、バタバタと忙しく、お礼の便りが遅くなってしまいました。
散骨の時には大変お世話になり、有難うございました。
「風」さんとの連絡は電話だけでしたが、特に不安や心配を感じることはありませんでした。一番心配したのは天候のことでした。
3月7日は夫の誕生日、3月11日は結婚記念日です。寒がりの私はゆかりのある3月より、暖かくなった5月の海にしようと決めました。
前日は寒くて風もあり、本当に心配しましたが、予定通り実施することができ、海も穏やかで、お花も沢山用意していただいて嬉しかったです。
夫は大阪市内で誕生し、戦争中疎開で泉佐野に越してきました。小・中学校時代は海で泳いだり、魚をとったりして、よく遊んだそうです。
現在は埋立てて、りんくうタウンとなっていますが、夫の家から海まですぐ近くでした。私は最初、泉佐野港から出港して、夫が友人達とよく出かけていた和歌山の海にと考えていました。しかし「風」さんがおっしゃってくれた泉佐野沖で良かったです。
4人の孫達には、あの日船に乗って、おじいちゃんを海に送ったことをいつまでも忘れないで欲しいと願っております。
その後の食事会では昔話に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。
昨年3月11日の大地震では、結婚記念日と重なった事もあり、大きなショックを受けました。神戸と違い遠くてボランティアにも行けないし随分悩みました。少しずつですが、私にもできる事を見つけたので、続けていこうと思っています。何よりも毎日の生活を丁寧に大切に過ごしていかなければと思っております。
夫が望んでいた散骨を無事に終えることができてホッとしております。
「風」さんが今後も散骨を希望される家族の心に寄り添ってご活動されることを、心よりお祈りいたします。
敬具
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