お客様の声・風の声
2008年5月

2008/05/07 走水の春・・・2
2008/05/03 走水の春・・・1

2008年5月7日

走水の春・・・2

新緑の美しい季節になりました。皆様お変わりありませんか?

月日の流れは早く、思い出深い母の散骨から、ひと月になります。今でも清々しい思いでいっぱいです。本当に有難うございました。

さて、本当にお恥ずかしいのですが、父が筆をとりました。乱筆乱文を、お許しください。

 

新緑がさえ、青葉、若葉の季節になってきました。この度は、亡き妻の海洋葬(散骨)を実施 執行していただき、有難うございました。

海洋葬については、生前二人の合意事項でもあり、人生の終末、エンディングについて、折々に話し合って来ましたが、実際にどのように進めたらいいのか、具体的な方法については、結論をえていませんでした。

今回、長女を通じて、貴社にお願いする事になり、3月23日、横須賀で実施していただく事となり、11時、現地集合(家族7人で)定刻に参上しました。

当日は、春先にしてはめずらしく、穏やかな日和に恵まれ、海はベタ凪ぎ、気持ちよく貴社にお任せする事が出来、ラッキーでした。

横須賀走水の里は、観音崎(灯台)に近く歴史的に有名な海であり、知名度の高い自然美にあふれた所で、絶好のロケーション、いい所でした。この海域については、妻もお母さんから聞かされていたようで、少女時代何回も訪れた所であり、走水(神社)、観音崎(灯台)、鴨居、浦賀(ドック)、馬堀海岸、猿島、三笠公園 etc、よく話していました。

私は久里浜で、キャンパスライフを送り、卒業後、東京水産大学(現海洋大)練習船に、ペリー上陸記念碑の前から、三等航海士として乗船し学生の指導とともに、自己研修の場として、数々の思い出をもっています。

今回、散骨した海域には、二人とも深い縁があり、恵まれたいい場所だなと心強く感じました。今回、周到に用意され、準備いただき、海洋葬のありようについて、ご指導いただき有難うございました。散骨にあたっての、儀式は始めて事でしたが、家族の納得のいくものでした。

ここで、永遠の別れをし、一路快適なクルージング気分でマリーナにつきましたが、短時間でしたが、大変印象的なクルージングでした。私自身、老水産人、海(船)に生活したものとして、独自の海洋葬を考えてまいりましたが、散骨の場所については、妻のねむっている海域でもいいなと、想いを新たにしました。

季節は刻々と移り、鳴り物入りで騒がれた桜も、葉桜にかわり、自然は大きくスピーディーに入れ替わっています。拙文を綴りましたが、ご判読下さい。

おわりに貴社のご繁営と、ご協力、ご指導いただいた三人の健勝を祈って、ペンをおきます。

▲上へ

2008年5月3日

走水の春・・・1

東京の国立市は、駅から続く広い大学通りの桜並木で有名である。その駅を中心に放射状に道が出ており、その一つ旭通りに母の営む小さなレストランがあった。コロッケ専門の店で、母は70歳位まで頑張っていた。

母が亡くなり、めったに行くことがなくなったが、好きな町の一つである。その近くに住むSさんの家に伺ったのは、桜にはまだ早い春の初めだった。亡くなったSさんの奥様(享年77歳)のお母様が、横須賀の走水に住んでいらしたという。それで少女時代によく訪れたということで、散骨場所も走水の沖に決まった。走水も海辺の桜が美しい場所だ。

暖かく天気に恵まれた3月23日、Sさん一家の散骨が行われた。お孫さん、お嬢さんご夫婦などと船に乗ったSさんは、航海士として船に乗っていらしたということで、船内から外の景色を見ては、終始懐かしそうにしていらして、そのころの話をして下さった。大先輩の航海士に、船長は少し緊張気味でした。

そのSさんからお手紙を戴いた。戴いたお手紙は連休明けに掲載します。

▲上へ

 

目次

2021年06月
2021年04月
2020年08月
2020年07月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年06月
2018年05月
2018年02月
2018年01月

2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年04月
2017年03月

2016年07月
2016年05月
2016年04月
2016年01月

2015年12月
2015年07月
2015年06月
2015年04月
2015年02月

2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年03月
2014年01月

2013年06月

2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年06月
2012年05月
2012年02月
2012年01月

2011年12月
2011年10月
2011年09月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月

2010年12月
2010年04月
2010年02月

2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年03月
2009年02月

2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年06月
2008年05月
2008年03月
2008年02月

2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年03月
2007年02月

2006年12月
2006年11月
2006年09月
2006年08月
2006年06月
2006年05月
2006年02月
2006年01月

2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年01月

2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
2004年02月
2004年01月

2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年09月
2003年08月
2003年07月
2003年06月
2003年05月
2003年04月
2003年03月
2003年02月
2003年01月

2002年12月
2002年11月
2002年10月
2002年09月
2002年08月
2002年07月
2002年06月
2002年05月
2002年04月
2002年03月
2002年02月
2002年01月