お客様の声・風の声 2017年10月
2017/10/03 TVドラマ「やすらぎの郷」が終って
2017年10月3日
TVドラマ「やすらぎの郷」が終って
今年の春からお昼に放送されていたテレビドラマ「やすらぎの郷」は、私たちも録画して毎回見ていた。
老人ホームが舞台であることと倉本聡氏の脚本であることが興味深く、毎回楽しませて頂いた。
9月29日が最終回となって寂しいが、終盤で海での水葬に触れたシーンがあったので、それについて少しふれたい。
火葬せずに遺体を海に沈める事は、ドラマの中でも言われていたが、遺体遺棄にあたり基本的に法に触れる。
ドラマの中では、元日本海軍で最年少の参謀で「やすらぎの郷」出資者の方の強い望みで行う訳だが、
実際には、海軍にいらした方などが、火葬後散骨されるケースが多い。
特攻隊の隊長や予科練の指導教官だった方を始め、多くの戦友を思っていらっしゃる戦争体験者の方。
やはり海への思い、戦友への思いから海への散骨を望まれてる。
生きて日本に帰って来られても一緒に帰って来られなかった仲間に対して、生涯心に負い目を感じていらしたようで、
平和な世の中になっても戦争の傷は消えるものではない事を強く感じる。
最後の海軍大臣の副官だった方の、その後の生き方を、私は折に触れ思い出す。
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