お客様の声(風の日誌)

散骨式などのエピソードを読める「風の日誌」を過去のものから全てを掲載しています。過去のものは右の目次からどうぞ。

2006年1月

2006/01/28 命日をまえに・・・3
2006/01/28 命日をまえに・・・2
2006/01/28 命日をまえに・・・1
2006/01/28 遅れて届いたブラジルからの賀状
2006/01/28 今はほっとしております・・・

2006年1月28日

命日をまえに・・・3

風様

たくさんの写真が届きあの日が蘇りました。

最初のお花はあまりに美しいので、デスクトップの背景に取り入れました。早速福岡に居るY(次男)にも送りました。ありがとうございました。

みんな気持ちは自然に帰りたい(帰したい)と思っても、最大の障害は周辺を取り巻く様々のしがらみであり、特に嫁の立場としては難しいものがあります。私も息子の希望だったので頑張れたのです。

大多数の慣習に添って長老の気の済むように進めたほうが、どれだけ楽だったでしょう!近い将来もっと選択肢が広がり海洋葬も多くなるかもしれませんがどのような送り方でも遺族というものは多少の悔いを残すものなのでしょうか?

私の場合は少なくとも現段階では最善の方法だったと、とても清々しい思いでおります。

申し込みから当日までの思い以上に、スタッフの皆様に直接お会いしてその意を強くいたしました。子供たちはキャプテンともお話したそうでお人柄に温かいものを感じたようです。

私たちが「オンディーヌ5」の最後に立ち会えましたこともご縁でしょうか。ピアノの拙い技術も美しい音色で救われました。本当にありがとうございました。

これからも遺族のために安全に思い出に残る葬送を実施できますよう心よりお祈りいたします。

 

「オンディーヌ5」は老朽化もあり、また私たちの自然環境への思いもあり退役します。新「オンディーヌ6」はヨットとなります。大量の軽油を使うクルーザーから自然の力、風を動力とします。従来どうりの大型クルーザーの選択肢も用意していますので御相談下さい。船上で多くの方たちに轢かれたピアノは、神奈川事務所に移されました。(船長記)

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2006年1月28日

命日をまえに・・・2

今年は例年にない寒さですが、皆様お変わりありませんか? 

さて、新年行事も一段落した14日、生前、本人が強く望んでいた通り海へ散骨したことをご報告いたします。

既に命日も5回目を迎えることと、乗船定員に限りがあるため家族だけで見送りました。母親としてはいつまでもこのまま遺骨を側において暮らしたい、区切りなどつけたくないと複雑な心境でしたが、我儘を通すことにも心苦しいものを感じ始めていたところでした。その様な折、ご心配くださった沢山の方々の励ましや書物に背中を押され、残されたY、M(故人の弟妹)のためにも私が生き直さなければと決心し、散骨いたしました。

散骨という手段には大変不安がありましたが、ひと月ほど前に自然葬の会社の方に遺骨を引き取られた時、親切な応対にいくらかその不安が拭われ、一部ペンダントに残した遺骨に向かって毎日対話していました。

今後、心のよりどころとしての対象として、記念樹や公園ベンチの寄付など考えてみましたが、身近なところに置いておく物としてメモリアルプレートを製作しました。

 友人のデザイナーに家族の思いを伝え、写真のほかにベートーベンのピアノソナタ「月光」第3楽章を表記いたしました。兄妹3人の共通の曲でもあり、Sが好んで弾いていたので。文字もツンとおすまししたものでなくSらしいおどけた文字にしてもらい、製作はまた別の友人にお願いして試作を重ねた上、満足いくものが出来上がりました。

こうして1月14日を迎えたのです。浦賀マリーナからオンディーヌ号に乗り、散骨場所までキャビンのピアノでSの好きな曲をYとMが交替で弾き続けました。

Sにとっては庭のような観音崎~走水~馬堀海岸沖を航行し、猿島の近くに着いてから家族全員デッキに出て遺骨とメッセージ、お花、ビールを流した時は波も無く、静かな海面にはいつまでも色とりどりの花びらが鮮やかに浮遊していました。

散骨と言ってもパウダー状のものを撒くというのではなく、家族一人ずつに分けられたかなりな重さの袋をデッキから海面へ落とすと言う印象でした。その瞬間は「やっぱりずっと側に置いておきたい!いやだ!離したくない!」と逡巡しましたが、Sが「早く自由にしてよ!海で泳ぎたいよ!」と言っているようで思い切って手放すと、それからはすーっと気持ちが落ち着いてきました。やっと浄化されたと言った方が良いでしょうか、そんな心持ちでした。

ここからはMが編集したCDを流し続け、毎日練習していた姿と共に様々な光景が思い出されました。その音につられた訳でもないでしょうけれど、カモメまでがお別れを惜しむようについて来て、マリーナへ戻ると待っていたかのように雨が降り出し、まるで空から涙が飽和状態でこぼれ落ちたように感じました。

これからは横須賀だけでなく職場近くの逗子海岸、名古屋時代の知多の海、旅行したモントレーの海など、どこへでも自由に行くことでしょう。海岸をお通りになる時はちょっとSを思い出してくだされば幸いです。

ここに散骨を終えたことのご報告と、28年間の生涯、そして今日まで遺族である私たちを支えてくださいましたことに、心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

さあ、今日から新たなスタートです。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

寒さはまだ暫く続く様ですので、呉々もお体にお気をつけ下さい。

2006年1月

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2006年1月28日

命日をまえに・・・1

風様

今日、「海洋葬実施証明書」を受け取りました。
証明書と言っても想像以上にお洒落で、我が家のピアノの上に良く似合います。

ありがとうございました!

さて先日添付した皆様へのご報告の手紙ですが、拙い文章でも散骨に関心のある方の参考になるのでしたらどうぞ掲載してくださって結構です。

Sはハンディを抱えた人のために働きたいと福祉大学から福祉施設へ就職し、精神、肢体とダブルハンディをもった方たちのお手伝いをしてきました。

風様の事業もSの志に通じるお仕事ですね。遺族のケアまで本当に心強く、迷っていらっしゃる方が居れば自身の体験を伝えたいと思います。

改めてスタッフ皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

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2006年1月28日

遅れて届いたブラジルからの賀状

事務所の引越しのせいか、遅れてブラジルから年賀状が届いた。「風の日誌・・・2003年9月11日のブラジルから来た青年」も合わせてお読み下さい。

謹みて新年の御祝司を申し述べます。

在日中、種々御懇情を頂き有難うございました。私も無事帰伯いたし、三回目の引越しでようやく、今のアパートに落ち着きましたが、九月中旬に眩暈、転倒して怪我をしてしまいました。

今は車椅子の生活からようやく離れられる様になりました。何事に付け奥様のお優しい気持ちいつまでも忘れられません。息子の遺骨も、亡き主人と一緒に「金閣寺」に無事納まりました。

この写真は「サントスヅモン(ブラジルで最初に飛行機を発明した人)公園の一部です。今は夏のはじめで、毎日の様に夕立がきます。雨の後は急に涼しくなったりします。平均気温は二十七度~三十度です。

ここ、サンジョゼ市は、ブラジルでも最も気持ちの良い所と云われています。人口はほぼ八千、沢や沼地を避けあちこちにビルが立ち並んで居る街です。

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2006年1月28日

今はほっとしております・・・

2005年最後の合同散骨は、海況の関係で予定を一日繰り上げ、10日に実施された。天気は良いものの、西風が強く風下の城ヶ島東側で行われた。参加されたKさんより頂いた、お便りを掲載します。

師走に入り、あわただしい日々でございます。姉Tの散骨の際は、お世話になり、また、この度は海洋葬実施証明書を、お送りいただきありがとうございました。写真も送っていただきうれしかったです。

久しぶりの船で緊張いたしましたが、船長はじめスタッフの方々の、お心配で無事に散骨出来たと思います。感謝して居ます。

遺骨を手放すと云うことは、思いのほか寂しいものでしたが、海上に散った、お花の美しさが大きななぐさめとなりました。故人の希望通りに散骨出来たことに、今はほっとしております。

取り急ぎ、御礼まで

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