お客様の声(風の日誌)

散骨式などのエピソードを読める「風の日誌」を過去のものから全てを掲載しています。過去のものは右の目次からどうぞ。

2007年3月

2007/03/15 雨の日、晴れの日  2
2007/03/08 親戚はお墓派
2007/03/08 雨の日、晴れの日

2007年3月15日

雨の日、晴れの日  2

M・Sさんのおたより

この度は、両親の散骨にあたり、大変お世話になりました。弟夫婦ともどもひとつの区切りがついた思いでほっとしております。

 親戚を含め、いろいろな方々への説明などをするうち、本当にこの形でよいのか不安になることもあったのですが、散骨当日の、二月にしてはめずらしく暖かい穏やかな春の海で、心安らかに両親を見送りながら、そんな不安もすべて消えてしまいました。

 父は若い頃、海軍に志願したため、短い間でしたが船に乗っていたことがあり、母は、「生まれ変わったら何になりたい」の問いに「船乗り!」といったことがあります。(全くのカナヅチなのに!!)

 好きだった、美しい色とりどりの花ふぶきに見送られて大自然の中に帰ることができて、二人ともきっと喜んでくれていると思います。

 また、何よりも、弟に「想像していたよりずっとよかったよ、ありがとう」と言ってもらえたことも胸にしみてうれしいことでした。

 親を送る、という人生の大事な節目に船長ご夫妻に出会うことができ、春のよき一日を共にすることができて本当によかったと思っています。

 ありがとうございました。
 7月にお目にかかれるのを楽しみにしております。

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2007年3月8日

親戚はお墓派

先週、一人暮らしだった80代の女性の散骨がその兄弟、親戚によって観音崎沖にて行われたが、晴天ではあったが、予報よりも風が強く、波も多少あった。
危篤状態のときから、相談を受け、密葬後、横須賀の火葬場にご遺骨をお預かりに伺った。

そして1週間後に日取りが決まり、場所も故人や親戚の多い横須賀近辺が良いということになった。当日の音楽は何が良いでしょうという質問に、親類の女性たちから、「伍大夏子じゃない?」「確かカラオケで、瀬川瑛子の『命くれない』を歌っていたわよ」などの意見が出、その2つを用意することにした。

ピンク系が好きだったという故人のためにチューリップやスイトピーなどの花々と赤ワインを用意し、8名の親族が船に乗り、浦賀のマリーナを出航した。北風がやや強いため、北への航路に船は飛沫をかぶり、波に向って進んでいく。観音崎を越えると波が高くなるため、観音崎の手前で風を受けながらの散骨となった。

帰り道、「なんで散骨なんだろうね、お墓なら金がかからないのに」という声が上がる。「でも、いいじゃない本人の希望なんだから」という声。「子供がいなかったからじゃないの」という声も。「俺はお墓だね。簡単だよ」様々な意見があるが、兄弟に最後を看取られ、兄弟たち立会いで希望通り海に還して貰えて、彼女はきっと感謝していると思う。

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2007年3月8日

雨の日、晴れの日

2月20日、21日と連続して5名の方を海にお還しした。合同散骨ではなく、チャーターの散骨である。

20 日は、14日からの振り替えて行われたのだが、天気予報ははずれ、朝から雨となり、1日寒い日であった。千葉からいらしたH・Sさんは、1人暮らしの妹さんの遺言で、散骨を実行することになり、手元に置いてあったお兄様とお母様のご遺骨も一緒にということになさった。彼は8人兄弟で、最後に残ってしまったのだという。

14日は春の嵐で中止となり、3人がご参加の予定であったが、20日に延期になり、1人しかお出でになれなかったのだ。雨の東京湾を南下する。風と波は強くないが、せっかくの海も視界が悪く、房総半島は見えない。皆さんのご遺骨は、妹さんの友人の眠る三浦海岸沖に散骨された。

そして昨日21日、春のように暖かく太陽が微笑むお天気だ。この日は、M・Sさんのご両親を散骨なさる日である。打ち合わせにお伺いしたときに、「私は晴れ女なんです。絶対晴れます。」とおっしゃっていたのだが、前日と打って変わって素晴らしい天気となり、本当にそういう人もいるのだなと感心してしまった。

だが、残念なことにせっかくの相模湾葉山沖、富士山は見えなかった。富士山をとても好きだったという彼女のスイス人のお母様に見せてあげたかったのだが。

しかし、晴れた海の色の素晴らしいこと! これが神奈川の海かと思うほど美しい澄んだ藍である。北風が多少吹いていたが、波も低く、早春の晴れた海の清々しさ、清涼な青い広がりへご姉弟でご遺灰を海へ還す。

悲しく、寂しくはあるが、何か心が洗われるような感動を覚える。天気にも恵まれ、本当に気持ちがいいのだ。そして手前味噌ながら、これ以上素敵な葬送はないのではないかとすら思えてしまった。

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