お客様の声(風の日誌)

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2012年09月

2012/09/18 4月の葉山から乗船の合同海洋葬に、静岡からタクシーでお見送りにいらしたFさんからのお手紙

2012年09月18日

4月の葉山から乗船の合同海洋葬に、静岡からタクシーでお見送りにいらしたFさんからのお手紙

4月の葉山から乗船の合同海洋葬に、静岡からタクシーでお見送りにいらしたFさんからお手紙を頂きました。
Fさんは当初、船にお乗りになるということで、お姉さまのご生前からご相談を受けておりましたが、散骨当日は、お体の調子が良くないということで、旦那様と一緒に船の上で、お姉さまのご遺灰とお別れをなさり、船の出港を見送って待たせていたタクシーでお帰りになられました。
散骨後、すぐにお手紙を頂いていたのですが、散骨の仕事に追われ、了解を得て掲載するまで時間が経ってしまいました。
その間、「あなたへ」という映画の封切りがあり、Fさんはそのことについてもお書きになりたいということで、あらためて書き直して送って下さいました。

本日は、海洋葬実施証明書、写真、そしてお手紙をお送りいただきまして、ありがとうございました。その折は大変お世話になりました。
あらためて4月の海洋葬を思い出しました。葉山のヨットハーバーに何組かのご家族と集合し、大きなヨットに乗せていただきました。ヨットに乗るや、目に入ったものは、姉の遺灰籠でした。茶の大きな籠に白い衣(紙)でくるまれた遺灰が納められ、その上に色鮮やかな花が、茎をとられ、たっぷりと置かれているのを見た時、嬉しい気分になりました。なにか新しい出発の気分でした。彼女の好きなピンクや赤や白の花は、姉のおしゃれをして出かける時の姿を思わせました。北田さんから前もって「お姉さまはどんな色が好きでしたか」と、問い合わせがあったことを思い出し、「はなやかな色です」と申し上げておいたことが、その時わかりました。そして音楽はなにが好きでしたかとたずねられ、ダーク・ダックスの「銀色の道」を希望しました。なお、散骨の際の供養の水は、なににしましょうかとたずねられました。お酒かお茶か迷いましたが、お茶をお願い致しました。ゆきとどいた配慮に感謝いたしました。
散骨の場所は、その時々で限定され、漁場に迷惑にならないように気づかい、骨をくるんだ白い紙は、水にとけるように海への配慮がされていました。
「私が死んだら海にたのむよ」と云っていた姉の顔が目に浮かびました。ある時、私が姉に「何故海洋葬をのぞむのか」と、たずねたら「生きている間、さんざ迷惑をかけたのに、死んだあと、一周忌だ、三回忌と世話をかけたくない、それに海が好きだから」と云いました。
86歳で亡くなった姉は、一口で云うと「奔放な女性」で、50年前に夫を亡くし、子供なしの一人者、小料理屋のママをしながら、ゴルフ、マージャン、男性と、にぎやかな人生でした。美貌と体力が落ちた60歳すぎから一周り下の私をたより、お金は稼ぐが、無計画でのん気者でした。でも、何故か憎めない人でもありました。最後の10年間は私のみが人生の連れでした。そして亡くなる前の4年間は、透析と癌とに苦しめられ、今年の1月に亡くなりました。
「海なら世界一周できるからね」が合言葉でした。
海が好きだった亡夫のそばに行きたかったかもしれません。
こんな折、映画「あなたへ」が封切られ、自然葬がテーマだと聞き、観に行きました。ストーリーも配役も良く、いい映画でしたが、自然葬の場面は、シンプルでした。船と船頭さえあれば簡単にできるようにみえ驚きました。
どうぞ自然葬が、色々な意味で、配慮されていることをわかって頂きたいと思いました。
そしてなによりも大事な事は、北田さんのようなおくり人の存在です。お二人から受けた温かい配慮、気くばりを、忘れてはならないと思いました。
ご夫妻に感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。
いつまでもお元気で。                   かしこ

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