お客様の声(風の日誌)

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2009年2月

2009/2/19 2月3日に合同散骨に参加されたIさんのお手紙・・・2
2009/2/19 お志を頂いて・・・1

2009年2月19日

2月3日に合同散骨に参加されたIさんのお手紙・・・2

拝啓
二月とは言え三寒四温で春の足音が少しづつ近づいて来るのを感じます今日この頃でございますが、北田様にはその節にはとても心温まる散骨葬をしていただき、そしてこの度はご丁寧にお手紙やたくさんのお写真等の記念の品をご送付下さいまして本当に有難うございます。

当日は晴れて暖かく海も穏やかで美しい音楽とお花でお別れできまして、とても感謝しております。

このところ体調を崩しておりまして船酔いするのではないかと心配でしたが、北田様方の温かいお心遣いや楽しいトークのお蔭でエネルギーが充満して来まして酔うどころかハイになってしまいました。お葬式と共に気功療法まで受けさせて頂いた気が致します。

散骨をさせていただきましたお骨の母はまだ幼い頃に母親を失いその後震災や戦争で命以外は全て失い苦労しました。

その後結婚しましてほっとしたのも束の間で、私を生んで一ヶ月後位に喘息を発症しまして年と共に病状が悪化してゆき心不全や肺気腫等併発して亡くなってしまいました。

病気のせいで父の実家とも折り合いが悪くなり別居して一人で私を育てざるを得ませんでしたので孤独な人生だったと思います。でも、女学校時代はスポーツが大好きで正義感が強くユーモアもあった為に友人は多かったので、20年前の葬儀にはたくさんのクラスメートが見送りに来てくれたものでした。

しかしその後の20年間、またもやガラーンとした墓石の下の空間に一人ぼっちで暮らしていたのは、さぞ退屈で淋しかった事でしょう。でも今回、北田様のお心尽くしのお花や音楽と共に広々とした光輝く海に他の故人の皆様方と一緒に旅立ててさぞ嬉しかった事と思います。そしてたくさんの魚や貝や海草やたまには鯨ともみんなで仲良く楽しく暮らして行って欲しいと願っております。

この度は本当に思い出深い葬儀をしていただきまして有難うございました。体調が良くありませんので、こんなにお礼が遅くなってしまいまして申し訳ありませんでした。また当日はいつどこに持病のジンマシンが出てくるか解りませんので顔をマスクで隠しっぱなしで不審ないで立ちで・・・その上葬儀と言うのにハイになって、いい気になって口を動かし過ぎてしまいまして反省しております。

同船していらっしゃった方に失礼だったような気がしました申し訳ありませんでした。お礼とお詫びの気持ちを僅かではございますが同封させて頂きました。
北田様におかれましては、これからも御健康でつつがなく散骨葬をなさる皆様方の心に温かい灯をともし続けていって下さいますよう蔭ながら心から応援申し上げております。                       かしこ

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2009年2月19日

お志を頂いて・・・1

2月も半ばを過ぎた。1月中は、資格試験や大学の試験で忙しく、それが終わっても2月上旬は、その反動でほとんどぼんやり時間が経ってしまった。いろいろ書きたいこともすっかり溜まっている。何から書いたらいいのか、やはり時系列か迷ったが、最新のことから書こう。

一昨日、今月3日に合同散骨に参加されたIさんからお礼のお手紙を頂いた。それは現金書留で、一緒に5万円が入っていた。あまりの高額にびっくりしたのだが、お手紙を読みそのお気持ちがうれしかった。そして、それは寄付と言う形で受け取らせて頂くことにした。

実は、これから散骨を予定していらっしゃる方で、経済的に立ち会うのは無理だという方がいらっしゃるのだ。その方は先日、10年前に4ヶ月の胎児で亡くなったお子さんのご遺骨を宅配で送って来られた。そしてそれを追うように速達が来た。「本当は自分の手で海に還したいのですが」「どうか私が海に還すように大事にお願いします」という内容だった。

私は彼女に電話をし、彼女が心の病で入院中であることを知った。次の日私は、彼女が船に乗れる状態かどうか、また本当に散骨で良いのか話し合ってみたいと病院に面会に行った。

この10年、赤ちゃんを亡くしてから彼女は、精神的に病み、入退院を繰り返し、やっと散骨を出来そうだというところまで回復したそうだ。入院中ではあるが、先生の許可と外出許可を出せば良いということで、本人の意志としては立ち会いたいということだった。

私たちはビジネスライクに仕事をしているわけではないから、できるだけ個々の状況、お気持ちに添ってを優先している。この仕事は、人の死を扱う仕事であり、残された遺族の気持ちが一番大事だと思っている。そしてそのご家族の置かれた経済状況はいろいろであるが、ご家族を思う気持ちに優劣はない。

宅配で送ってくるからといって、愛情が薄い訳でも、粗末にしている訳でもないのだ。それぞれに深い事情がお有りになる。100万円を簡単に出せる人もいれば、4万円を分割で払わねばならない人もいるのだ。私たちのメニューの格安コースは、そんなことも考えての考案なのだ。だから事情を言って頂ければ、何とかその人にあった散骨を考えている。

今回は採算を無視し、彼女に乗って戴くことにしたのだが、思いがけないIさんのご寄付で、それを使わせて頂くことにした。今までにもお礼にと現金のお志を頂くことがあったが、私たちはそれを強要も辞退もしない。お気持ちはうれしく受け止め、お金は困っている方のために使いたいと思っているから。

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