お客様の声(風の日誌)

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2007年6月

2007/06/20 雷雨の合同散骨

2007年6月20日

雷雨の合同散骨

梅雨入りが宣言されてから、真夏のような暑い良い天気が続いている。

去る今月10日、葉山にて合同散骨が実施された。長期予報では、1週間前の時点で、曇りのち雨、それが近付くにつれ、曇りとなった。しかし、前日にはまた、小雨模様である。しかし、風、波ともに穏やかな予定で、中止する理由は、全く見当たらなかった。どの予報を見ても、誰に聞いてもそうだった。

そして、当日の朝、小雨が降りかけていた。早く着いた参加者と「これくらいなら、しょうがないですね、土砂降りでなければ」などと言っていた。

その日は、5組18名の参加者がいる。久しぶりに大人数の散骨だ。合同散骨は、その月によって、全然参加の人数が違う。1組のこともあれば、委託だけで乗る人が一人もいないこともあった。それは、時期的なことでも場所的なことでもなく単なる偶然のようだ。

今回の参加者、旦那様をなくされたKさんは、お嬢様と親戚の5名でいらしていた。今回は、前から相談のあったKさんの希望を踏まえ、場所や時間、日にちなどを決め、募集を開始したのだ。Kさんは、長く患っていらした旦那様の希望で、海への散骨をしたのだが、彼の生前から、他の業者に予約を入れ、すでに20万円前納していた。しかし、その業者の対応があまりにも悪いので、紹介センターを通じ、私たちのところに来たのだ。

そしてもう一組は、両親を一緒に散骨なさるOさん。彼女も5名で参加した。そして、お姉さまを散骨する妹のAさんとお姉さまの友人たち2人のグループ。若くしてお母様を亡くし、逗子か鎌倉の海に還したいというSさん姉妹とその叔母さん。最後に地元逗子でやはりお母様を海へ還すYさん。そのほかにこれも珍しいのだが、委託が1名あった。いつもは委託が4,5名ある。

乗船時間が来たころには、すでに雷が鳴り始め、雨もすっかり本降りである。

前夜、私は例のごとくまた眠れず、午前2時半には起き、今日の散骨のシュミレーションを繰り返し、万全に整うようチェックし、お花の準備を始めた。7名分の花の量は凄い。軽自動車1杯位はある。買いに行くのも大変だが、用意は更に大変だ。7名の希望と個性を考慮し、また生ものであるから、時間と気温に縛られ、集合前ギリギリに終わらせたい。花との格闘が始まる。

今回は、音楽も皆ユニークで、珍しくクラシックも演歌もない。それぞれの組み合わせは、Kさんは、アマリア・ロドリゲス「暗いはしけ」にジャック・ダニエル、そしてコスモスが希望だったが、季節的に見つからず、少し似ているニゲラやスカビオサなど野の花風や季節の花にさせていただいた。Oさんは、お父様が赤いバラ、お母様が百合、そして音楽も「栄光への脱出」と「ラ・クンパルシータ」で、サイダーやコーラ、コーヒーを添えた。Aさんは、スウェーデンで長く活躍されていたということで、いつも赤ワインを好み、花は洋花で白一色でということだった。曲は「上を向いて歩こう」、お姉さまとどういう思い出があったのかは、お聞きできなかった。

そしてSさんはお花のリクエストはなかったが、「昴」とワインを希望された。Yさんは、お話を伺っていて、「越中おわら節」とサンダーソニアがでてきた。そして黄、橙、白、緋色など。そして赤ワイン。

雷雨の中、船は走る。若干のうねりはあるが、海は穏やかである。幽かに江ノ島が見えるが、他は一面灰色の世界だ。長く散骨で船に乗っているが、雷雨は初めてだ。しかし、今回の船は大型のクルーザーで心強い。ヨットの場合、マストが高く、海の上では他に高い物がないので非常に怖い。

想像以上の悪天候に慌しく、濡れながらの散骨となってしまったのが、甚だ残念だったが、皆さんどうだっただろうか。

先日、Yさんに電話をしたところ、「あんな天気の悪い日に船に乗ることもないので、珍しい経験ができて良かったです。」と言ってくださった。皆さんいつも前向きに捉えて下さり有難い。

今度は、天気の良い日に乗って、海の素晴らしさを満喫してほしい。

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